日本語でWordPressサイトを運用するなら必須と言っていい「WP Multibyte Patch」プラグイン。
このプラグインでは日本語環境でWordPressサイトを運用するために様々な調整をしてくれています。
そんな様々な機能の中に日本語のファイル名を英数字のファイル名に変換する機能がありますが、運用上PDFファイルを日本語のファイル名でアップロードしたい…といったときにこの機能をOFFにする必要があります。
PHPファイルの編集・アップロードが必要になりますが、WP Multibyte Patchを使っていても日本語ファイル名のままファイルのアップロードをする方法についてメモしておきます。
※この記事を書いている時点のWP Multibyte Patchのバージョンは2.9です。
wpmp-config.phpを作成する
WP Multibyte Patchのプラグインファイルの中に「wpmp-config-sample-ja.php」というファイルがあるので、このファイルをコピー・リネームして「wpmp-config.php」を作成します。
patch_sanitize_file_nameをfalseにする
コピー・リネームして作成したwpmp-config.phpの中には様々な設定が書かれていると思いますが、その中のpatch_sanitize_file_nameの設定だけを残し、かつ、値をfalseに変更します。
ファイル全体はこうなりました▼
<?php
$wpmp_conf['patch_sanitize_file_name'] = false;プラグインの中のデフォルト設定をwpmp-config.phpに書かれた設定で上書きするような動作になっていたので、必要な設定だけ書けば大丈夫でした。
wp-contentディレクトリに保存
wpmp-config.phpはプラグインのフォルダ内ではなく、wp-contentフォルダに保存しましょう。
日本語ファイルをアップロードしてテスト
ファイルのアップロードが完了したら、実際に日本語のファイルをアップロードしてみましょう。
英数字に変換されてしまったら、patch_sanitize_file_nameの設定がfalseになっているか、wpmp-config.phpのアップロード先が合っているかを再度確認しましょう。